リロケーションとは
転勤などの理由で一時的に長期留守にする自宅を、期間限定で賃貸に出すことを「リロケーション」と言います。リロケーション会社に賃貸借契約や入居者対応などの管理を委託することで、手間なく家賃収入が得られる画期的な空家活用法です。
ここではリロケーションサービスを受ける際に自宅を賃貸に出すまでの流れや手続きについて説明しています。
リロケーションで自宅を貸し出したい時には、必要な手続きを踏みながら段階的に進めることが重要です。
そこでリロケーションを依頼してから入居者が決まり、実際に貸し出しがスタートするまでの大まかな流れについてまとめました。
最初にリロケーションをどの管理会社に依頼するかを決めなければなりません。複数の会社の情報を集め、サービスの内容や料金、契約条件などを確認。無料で賃料の査定をしてもらえるところがあれば依頼し、最終的に担当者の対応や提案内容を比較して一番信頼できそうなところを選びます。
リロケーション会社と相談して、入居者を受け入れるため畳・障子の張替えなども含めたクリーニングを行います。必要があればリフォーム工事も行い、賃貸物件として準備が整ったら入居者募集へと進みます。
リロケーション会社に禁煙・ペット飼育禁止等の入居条件を伝え、入居者募集がスタートします。賃貸物件検索サイトなどに物件情報を掲載して募集活動が行われ、入居希望者に対してリロケーション会社は支払能力や転居理由などの審査をします。
入居者が決定したら契約の締結をします。管理代行方式の場合は貸主と入居者との間で直接賃貸借契約を結び、リロケーション会社とは管理契約を結びます。借り上げ方式の場合はリロケーション会社と賃貸借契約を締結します。
無事に契約手続きが終了したらリロケーションスタートです。毎月家賃が送金されるようになり、リロケーション会社は留守中の賃貸管理を開始します。
自宅を貸し出す際にはリロケーション会社との契約以外にやっておかなければならない様々な手続きがあります。
中にはリロケーション会社に代行してもらえるものもありますが、どんな手続きが必要なのかはしっかり押さえておきましょう。